デイヴの違った一面を!ぜひ!Dave Edmunds & Love Sculpture
EMI Int'l (2000/08/08)
売り上げランキング: 64,018
ママロック、「つわりからの復活」第一弾(?)、
ニック・ロウの盟友デイヴ・エドモンズ。
書こう書こうとしてメモはしていたが、
どーにも気持ち悪くてまとまらず、放ったままだった。
それでは、本文GO!
デイヴならやっぱりスワンソング・レーベル時代(※)だろう。
(※別名・ツェッペリン・レーベル~マギー・ベルやプリティ・シングスもいたりして)
この時代のデイヴが、最も「優秀なPOP」であり、
「ロック馬鹿」であるといえる。
1stの
「GET IT」('77)あたりがわかりやすいかな~、
あるいは、
「REPEAT WHEN NECESSARY」('79)もアッパーだし。
確かに、わかりやすいっちゃ、わかりやすい。
鼻にかかった甘い声で、ロックンロールを追求する姿は、
イギリス版のジョン・フォガティ(CCR)ともいえるしな~。
ギターもどことなく共通点がある。
カントリー、好きなんだろうな。。。
「
剣の舞~SABRE DANCE」のギターアレンジ(必聴!)は、クレイジー!
おっと、プロデューサーとしてのデイヴも見逃せない。
ストレイ・キャッツがここでからんでくる。
本当に才能豊かな人だ。
でも・・・・
でもでも・・・・
あれこれ聴きかえして気づいてしまった。
ママロックが本当にオススメしたいのは・・・・
初期のデイヴ・エドモンズ、つまり、
「ラヴ・スカルプチャー前後のデイヴ・エドモンズ」だったりする。
すなわち、「
EMI時代のデイヴ・エドモンズ」なのだ。←このアルバムも良いよ!
ラヴ・スカルプチャーというバンドは、いくつか前身があるのだが、
60年代後半、当時大ブームだったブルースロックに目をつけたレコード会社が、
「おい、デイヴ、お前のギターの腕前ならブルースは朝飯前だろう」
「えー!?俺はもう少し手の込んだものもやりたいのに」
「少しの間だ。ガマンしろ。大もうけだぜ。えっへっへ」
・・・てな感じで結成された企画バンドだと思う(たぶん)。
ところが、元々ブルース好きのデイヴは、
このバンドで手抜きをする事ができなかった(笑)。
EMI時代のデイヴは滅茶苦茶なドライヴ感!
アップテンポな曲では、ギャンギャンひずんだギターで暴れまくり、
アンプが飛ぶんじゃなかろうか、という勢いなのである。
バリバリ早弾きするのだが、しっかりテクニックがあるため、
ひとつひとつの音がハッキリと、粒立っているのがスゴイ!
とにかく、イギリス人のブルース魂全開!
こんな調子でやっているから、このバンドは売れるわけも無く、
デイヴはソロ活動に移行~やがてニック・ロウとのコンビで、
持っていたポップセンスを開花させていくのであった。
てなわけで、こんなデイヴ・エドモンズもぜひ聴いてみたい!
そんな人は、「
EARLY WORKS 1968/1972」「
THE EARLY EDMUNDS」など、
「EARLY」と名の付く音源を探しましょう★
↑↑↑↑
ごめんなさい!こちらはアマゾンで発見できずサンプルが無いです!
上の画像のアルバムが一番手に入りやすいかも、です。
余談なんだけども、
名曲「
I HEAR YOU KNOCKIN'」('70)での、ゆったりとしたヴォーカル、
そして音の処理の仕方、エフェクトのかけ方・・・
ぜーったいジョン・レノンに影響与えてるぞ!
もしくは逆かな・・・??
他にも紹介しています
「 パブロック名盤! 」